勢いでRaspberry Piを買ったはいいが、使い道に悩んでいる諸氏へ。

このページに飛んできたということは、すでにRaspberry Piが手元にあるが、どういう風に使っていいのかがわからないという人が大半だろうと思う。一時期ブログやまとめサイトを賑わせた格安シングルボードコンピュータRaspberry Piの第2の人生について考えてみることにする。

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2015/04/10 追記 記事を書いた当時のType B Rev.2対応のLCDケースの頒布を始めました。

2014/12/21 追記 Raspberry Piオーディオサーバー化キットの頒布を始めました。

2014/04/02 追記 raspyfiから、Volumioという名前に変更したのでリンクと文章を修正。改善点も多くおすすめ。

書きかけだがwikiも参考に。

Raspberry Piを入手するきっかけといえば大体以下の3パターンだろう。

1.価格やニュースサイト、発売延期などの情報に踊らされてついネタでポチッた場合。

2.Arduino,mbedなど開発プラットフォームのコレクター。もしくはGeek。

3.売り文句を大きく勘違いして普通のPCが20ドルで買える時代がきたと勘違いしちゃった人。

まぁ、2のようなGeekであれば物欲は満たされているだろうし、ガラクタのストックとしていつか使い道ができる可能性もあるが、1や3の人たちにとっては使うまでのハードルが想像以上に高くて挫折した人も多いのではないだろうか。ddってなんやねん!みたいな。なんとかddくらいは乗り越えて、HDMIでテレビにつなげてGUIの表示にたどり着けた人もあまりの処理速度の遅さに閉口し、そのまま押入れに収納というパターンだろう。

そんな宝の持ち腐れ感バリバリの人たちに向けて、今現在のタイミングでお勧めできる使い道をひとつ紹介したい。ほとんどの人がきっと満足できるはず。

「Volumio」を使った音楽サーバー&AirPlayデバイス化

知っているという人はここでさよなら。知らない人には詳細を。

Raspberry Piはただの入れ物に過ぎないので、他のハードウェアでも作れないことはないのだが、どんなことができるかというと。

1. 家庭内LANを利用した音楽配信&受信サーバー

  - iPhone,Androidをリモコンとして、自宅内NASやHDDにあるmp3 flacなどの音楽、ネットラジオを自由に再生することができる。コンポのような存在。

2. AirPlayの受信(ワイヤレススピーカー)

 -iPhoneのオーディオを無線LAN経由でRaspberry Piから出力することができる

簡単に言うとこれだけ。でもこれだけのことができるデバイスがこの値段では買えないというのが大きなアドバンテージ。基本的な構成はこんな感じだろう。

RaspberryPi構成.jpg

家庭内のLAN環境にVolumioを搭載したRaspberry Piが参加する感じ。

ここでRaspberry Piを使うメリットだが、

1.常時電源ONにしておいても気にならない消費電力

 -音楽を聴くだけのためにWindowsの起動は待っていられない。今すぐ聞きたいという人のための専用機。

2.音楽の入っているNAS本体とは別の場所で音楽を再生することができる

 -普通に考えればNASにソフトを入れればよくね?となるのだが、リビングにNASを置くのは結構難しかったりする。うるさいしね。もう一度言っておくと、このソリューションのメリットはLANケーブル、無線LANでオーディオケーブルを代替できること。

3.オーディオ厨的にも高音質化が狙いやすい?

 -回路構成が小規模なのでノイズ源になりにくいらしい。

こんなところか。

で、着手する前に伝えておかないといけない致命的な問題点なのだが、Raspberry Pi本体のアナログオーディオ出力はしょぼくて使い物にならないので注意。

HDMIを使ってAVアンプなどにつなげてもいいし、安く済ませたいならUSBオーディオデバイスを接続するといい。安物DACでいいのでS/P DIFかCoaxialを使ってデジタル接続すると音質も十分。たとえばこんなの。

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ここまでを把握した上で、やってみたいと思えばすぐ始められる。

必要なのは

Raspberry Pi, SD(2GBでOK), USB DAC, 音楽の入れ物(NAS,HDDなど)だ。USB-DACを選べば流行のDSD再生も可能。僕はこの組み合わせにUSB-Wifiドングルを加えてRaspberry Piそのものも無線化している。USB-WifiドングルもLinuxが認識さえできればどれでもいい。

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VolumioそのものはHPに従ってインストールすればよく、セットアップもブラウザ経由でできるのでそこまでハードルは高くない。WindowsユーザーもWin32DiskImagerを使ってダウンロードしたイメージファイルをSDカードに書き込むだけ。スマホからのIPアドレスの確認にはfing(Android,Apple)を使うと簡単。

http://volumio.org/

無線化だけは本体にログインして設定を変更する必要があるが、この手順も公式ページに記載があるので真似すれば簡単だろう。

※最新版ではWebUI上で無線LANの設定もできます。

http://www.raspyfi.com/wi-fi-on-raspberry-pi-a-simple-guide/

ネットワークの設定が終わったらクライアントの設定。AirPlayについてはVolumio側で有効になっていればiPhoneに選択肢が出る。

ブラウザ経由のアクセスでもあまり不満は感じないが、MPDクライアントを使ってみるAndroidなら"MPDroid",iPhoneなら"MPod"が間違いない。どちらもストレスなく使えるアプリだと思う。

で、肝心の音楽データをどうするかということだが、家庭内に常時電源が入っているNASやPCがない場合は、シンプルにRaspberryPiにUSBメモリ、HDDなどの記憶媒体を接続するのが簡単だろう。ただし、注意点としてRaspberryPiのUSBバスパワーが貧弱なので、バスパワー機器ばかりをつなげてしまうと原因不明のシャットダウンに悩まされることになる。そんな人は電源付きのUSBハブをはさむことをお勧めする。常時電源ONのNASがあるリッチな人は、VolumioのWEBインターフェース内にあるマウントの設定をしておけばNASのフォルダを参照してくれる。(smbmount)

ここまでやれば快適な音楽リスニング環境の出来上がり。テレビのスピーカーと共用しておけば、面白い番組がないとき、就寝前の時間に軽い気持ちで音楽を楽しむことができる。めったに使わないコンポのリモコンを捜す必要もない。PCに入っているiTunesからAirPlayすればパソコンにスピーカーをつなぐ必要がない人もいるかもしれない。

映像は必要ない。音に特化、プラットフォームを問わない(Apple,google)という意味ではAppleTVよりもシンプルで便利だと思う。ぜひお試しを。

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